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ホワイトメタルといえば、シルバー、ホワイトゴールド、プラチナなど白っぽい地金の素材。
外国では金が人気なのに対して、日本人にはホワイトメタルが人気。
ところが、チタンとなると、さまざまな発色をもつ。
デザインの構造的アクセントに加え、色でポイントをつくったデザインも人気。
とくにバイカーなどのメンズから人気なのがチタンの焼き色。
ホワイトメタルが好きな地味なはずの日本人の好みも近年変化しつつ。
シルバーリング地金の色と
チタンリング地金の色と
ステンレス(もくめがね)の色の比較対照させた例


色というのは、常に相対的に見られ、感じ取られる事象であって、色の名前がなんであれ、ひとによって形容のしかたに幅があります。

単体では銀色に見える銀=シルバーも、似たような銀色の金属群に交じれば白に見えるという具合です。

ペンダントは、着ける服との相対関係で、どのような色味に見えるのかも変化します。
黒い服の上には銀色に見え、白い服のうえには黒っぽい金属に映るでしょう。

チタン

  • 色の認識

  • 色を見るとき、人は背景の色や隣り合わせになったモノの色と比べながら見て、認識します。金属の色をよく、銀色と表現しますが、銀色の中でも、明暗の差があり、本当の銀は白く見えたり、チタンが銀色に見えたりすることになります。


  • 物体の質感と色の関係

  • 表面の反射によっても違った色として眼に映ることがあります。金属の最終研磨処理によって、濃い色の金属にも、明るい金属にも変身します。
    ピカピカに磨かれた状態では濃く見えた銀色も、細かいキズでつや消し状態の質感になれば、白っぽく見えてきます。
    金属は単色だと思いがちですが、表面処理により、幾重にも変貌します。


チタンリングヴィヴィアーモ
黒っぽく見える部分はチタン製、白っぽく見えるパートはシルバー製。

  • 色の明度差

  • 内側の色は左右とも同じ明度の色ですが、視覚に働く色の明度差効果=色の明暗という相対的にな視覚の感覚によって違って見える例です。

    色の相対関係


  • 色の比較

  •  チタンの白色と黒色の対比チタンのブラックとホワイト効果
    上の作品にもカラーリング加工を施してあり、チタンの地色よりアンティーク調にコントロールして仕上げてあります。
    同じものを白い紙の上に置いて見ると、対比により、視覚に暗い印象で写ります。普通の金属色より、少しこげ茶色に近い、古びて落ち着いたカラーリングです。黒いバックで撮影すると、明るく見えます。

  • 色が与える重量感

  • 黒く見えるほど、重量感を感じさせます。
    色の対比により、背景より明るく見える方がより軽く感じさせます。黒いほど重厚感、白いと軽快感を与えます。
    このような色の性質を利用して、制作することで、デザインコンセプトをよりクリアーに表現することになります。
    表面のつや
    チタンつや消しF1
    チタンのつや消し制作例

    つや消しの表面と、立体の凹み側面にはレインボーの色加工を施した装具。

    つや消しにすると、艶ありに比べ、乱反射で白っぽく見え、少ない面積に施した色がアクセントになります。

    のっぺりした面より、面取りした形態は、反射角により微妙な変化に富んだ立体像になります。

    チタンにはカラーリング加工ができますが、その表層は不働態皮膜と呼ばれるものです。
    非常に強い紫外線を人工的に照射して起こすチタンの光触媒が環境にも利用されていることで知られる酸化皮膜と同様、このカラーリング加工によりチタンの耐蝕性は向上する利点があります。

    チタン独特の美しい色(干渉色)は光源の照度や、反射によって色々な色に見えるものですが、これは、チタンの酸化皮膜=不慟態皮膜が形成されてできる干渉色によるものです。純チタンという金属は化学的に活性な金属で、チタン自ら表面に数ナノメートル厚のごく薄い陽極酸化物の皮膜(不働態皮膜と呼びます)を形成します。この皮膜を作ることによって安定し、外界からの腐食をしないよう、チタン自らが自分の身を守っている、まるで生物のような性質の金属がチタンです。
    陽極酸化皮膜の屈折率の違いによりチタンリングのカラーも色々な発色をします。
    ニュートンで知られるプリズムの7色に似た、干渉色のような色もカラーリングできます。

    • 金属の色とは

      それぞれの金属にも固有の色があります。

    • ステンレス
    • チタン
    • シルバー
    • プラチナ

    どれも銀色のような無色のような金属色で、単体で見ても見分けられません。
    その中でもチタンは、化学処理により、皮膜による色加工が可能なマテリアルです。

    チタンレインボーリング
    着色ではなく、金属表面が化学変化して発色する干渉色です。
    チタンのレインボーリング
    レインボウと言われる7色のスペクトルは赤、橙、黄、緑、青、藍、紫のように、連続した色の変化の帯です。
    光を分光器に通すと、光の波長により、屈折率が異なり、色の違いとして目に映ります。

    チタンの表層の色は、この7色の順番と少し違います。
    黄、橙、赤、赤紫、紫、青、藍の順となります。

    チタンリングの表面の不働態皮膜は、光のスペクトルのうち、青以外の色をすべて吸収した場合、青い光を反射してそれが網膜に到達して認識できる青となります。
    チタンの表層が、光の屈折率を7色に変え、レインボーとして、目に映るしくみです。
    ブルーチタンリング
    ブルーチタンの色はアクアブルーというような水色も加工できれば紺碧と呼べるようなブルーもコントロールできます。
    ふつうの水道水の水色を思い浮かべてみると、透明の水が当たり前ですが、水色といえば淡い明るめのブルーをさします。大きな水をたたえた海面、広い大海原の色というのは、濃いマリンブルーです。
    光が水面に、チタンの場合はチタン表層に反射する光により、美しい青が発色されます。
    そして青は照度によって網膜に到達する色も微妙に変わってきます。光が無いところでは色も映りません。太陽光でも一日のうち、照度は一定ではなく、太陽が高くなるいつれて波長は長くなっていき、見える空の色も変化します。

    チタンのブルーを同じチタンリングで大気中、水中で見比べると、まったく違ってみえ、水が少しチタンリングにかかっただけで色が変わります。チタンリングの色が変色するのではなく、網膜に映る光が変わるということです。チタンリングが乾燥するとまた、変色したように見えますがこれも光が原因です。
    ブルーチタンのマリッジリング
    チタンリングの青は、海中のマリンブルーに近い発色です。海水中の光の波長はもっとも長い赤から順に、橙、黄、緑、青系へというふうに波長が短くなりますが、チタンリングの加工においては、不働態皮膜の色の順で調べますと、黄、橙、赤、赤紫、紫、青の順となります。
    ブルーチタンの色には、瑠璃色またはウルトラマリンブルーと呼べるような鮮やかなブルーがあります。

    マリンブルーと言われる海の青というのは、海中に反射した光が目に到達して青く見えます。自然光が海中まで進み、その段階で波長の長い順に水に吸収されていきます。最も波長の長い赤、次に水深が進み橙(だいだい)黄、緑の順に吸収されます。どんどん海が深くなると青または藍色、紫まじりの紺などといった短い波長の色が濃く見えます。光のスペクトルの中で一番吸収されにくいブルーが最終的に目に反射して、深い海の色は青く見えるわけです。
    アクアブルーと言われますが、水の色というのは、光が水を透過して水の向こう側の何かの物体に当たり反射した光が網膜に到達して像を結びますので物体の色を認識して水は透明に見えるしくみです。
    チタンリングを赤系に加工する場合、バラ色のような赤ワインのような情熱的な発色があります。
    チタンの紫
    心はバラ色
    バラ色の人生
    情熱の赤いバラ
    というように、バラのような赤は前向きな色です。

    チタンというのは温かい金属ですが、バラのような赤色のチタンも、愛情の温かさを連想させます。
    真っ赤に燃える太陽と言われるように、赤はぬくもりの色です。
    チタンの赤またはピンクまたは赤紫
    チタンリング 赤紫
    カラーリングの世界では、赤の原色をマゼンダという呼称がつけられています。
    色彩を駆使するデザイナーが一般に使う色名です。

    いわゆる赤(または朱色)は、原色のマゼンダにイエローを混色することで、初めて私たちが日常「赤」と呼ぶ色が出来上がります。この、マゼンダは、ふつうデザインに関わる方でない方々からは広くピンクとも呼ばれることが多く、黄色味の混じりけの無い色を形容される言葉として、ピンクは幅広い色彩を指すことがあります。

    チタンの赤系のことも、広くピンクと呼ぶひとが居ます。
    赤がライトに反射して彩度の高いマゼンダ系の発色をし、光を直接当てないところでは、赤、または紫がかった赤として映ります。指輪のデザイン状影になった部分は赤茶または赤紫色のチタンに映ります。網膜まで視覚的に色が目に映るには光の加減が影響して見えますので、一概にチタンの赤はこの色だといいずらいのですが、あえて形容するとマゼンダ系の赤と言えると思います。
    チタンの指輪の色

    純チタンリングの色というのは、チタンの不働態皮膜による色が発色する色を指します。
    人間の目が肉眼で見分けられる色というのは、750万色から1000万色とも言われます。
    その中で、チタンの成膜するカラーをチタンリングとしてオーダーメイドするうえで、はっきりと区別するとなると、暖色、寒色、中間色、明度の高いカラーなど、分類のしかたにもよりますが、チタンリングの場合なら5〜7通り程度が、ネーミングできる色になるのではないかと思います。絵の具のように、色番が決まった塗料はありません。チタンの皮膜の色というのは、蒸着によるプレーティングとは違います。チタンそのものの表層です。チタンとは別の金属、おもにシルバーにイオンプレーティングで蒸着させたものは、めっきとも違うものですが、一種のコーティングで出来ており、着色に近いものです。
    純チタンの不慟態皮膜によるチタンの発色は皮膜の厚みで決まります。皮膜の反射の光の屈折率のちがう環境ではまた違った色に映ります。例えば空気中で紫に見ても水中ではエンジに見えたりします。美しいチタンリングをお風呂に入ってまじまじと見入るといつもと別の色をしているのに気がつきます。ふたたび、チタンの表面が乾けばもとどおりの色に見えます。

    指輪のように、表面積が狭いアイテムの場合、はっきり指定でき、それをコントロールして再現するには、かなり別色としての識別を可能にする必要があります。コントロールが最も安定する色はブルーです。

    ペンダントの場合のチタンカラー

    ペンダントが、プレート状の表面積の広いデザインの場合は、混色なども可能で、無限に色彩表現が可能ですグラデーションも、単色も可能ですので、はっきり何色まで指定ができると限定できないほどのレンジがあります。



    チタンを手に取って見た事がないお客様からチタンの地色へのご質問をいただきます。
    シルバーとチタンの色の比較
    チタンとシルバーは専門家でないと見分けがつきません。
    チタンの地色というのはプラチナ色と同じトーン(色の明度)です。
    専門的にいうと、グレーの中でもチタンは暖色系のグレーです。純銀の色はというと=シルバーの色は白に近いグレーです。寒色系のステンレスに比べ銀は暖色系寄りです。

    伝統的な金工では銀を白と呼んだり、しろがねと呼んだ古語からもわかるように、シルバー950の色は厳密に言うと他の金属色と比べると、色調上はうっすらクリームがかった色調のようなかなり白っぽい明度の高いグレーです。クリーム色という色は暖色ですので、同じグレーの中でも暖色系ということができます。
    どちらかというと、プラチナの方が寒色系の銀色です。
    チタンとシルバーを2枚重ねて色を見比べてみますと、「白」と「銀色」の組み合わせのように見えるのです。おかしな話なのですが、色彩として比較すれば「白」がシルバーで、「銀」がチタンという表現があたっています。

    トーンはチタンとプラチナは同色ですが、色味的にはチタンの方があたたかみがあり、プラチナやステンレスの方が寒色系です。これは一つのグレーのような色の金属色を相対的に比較した結果です。一般のアクセサリーとして身に付けていただくのであれば、通常の百円硬貨のような金属色と思っていただいて大丈夫です。
    色彩というのはすべて、相対的に表現されますし、光が物に当たって網膜に映る色ですので、金属のように、色を持たず、反射してしまう金属はグレーと言うのも変ですが、銀色というのもあたりません。磨き方によって反射がかわり、さらに明るく見えたり、鏡面にすれば、黒っぽく写るときもあるからです。
    日本では、青りんごや青もの、青々と茂ったなどという表現をしますが、正しくは緑です。また、グレー系の光るもののことを総じて銀色とも呼びます。チタンをそう呼びたいところですが、ここでチタンのオーダーメイドの際に「銀色」という言葉を使いますとまぎらわしくシルバーのオーダーメイドと誤解を生じてもいけませんので控え、無色、地色と表現しています。
    チタンの結婚指輪制作
    シルバーとチタンの結婚指輪

    制作途中の結婚指輪:viviamo
    素材:シルバーとチタン(色無し=チタンの地色)
    チタンの地金の色はシルバーより一段暗めのプラチナ色です。普通の百円硬貨のような、ステンレスのような色です。あまり比較する機会がないと思いますが、ほんとうのシルバーというのはめっきされていない素の状態のシルバーの地色は白と表現した方がいいほど明るく、すこしあたたかみのある色です。日本の古語で、銀を白金(しろがね)とも呼ぶように、白に近い明るさを持っています。まぎらわしいのですが、専門的に言いますと白い銀よりも、プラチナやチタンの方が銀色らしい色なのです。
    ご注文の際はメールなどで、誤解を招くといけませんので、チタンの青などの色処理をしない色無し指定の場合を、銀色、シルバー色という言い方をするのは避けています。
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